暑寒別岳/中央稜(1491m/増毛山塊)

積雪期に増毛の市街地から暑寒別岳と西暑寒別岳の間からポンショカンベツ川へ落ちる一本の美しいスノーリッジ を望むことができる。これが暑寒別岳中央稜である。積雪期にはバリエーションルートがほとんど無い暑寒別岳にあって、西尾根とともに 貴重なバリエーションルートの一つになっている。
なお、暑寒別岳中央稜の呼称については地元の増毛山岳会のよびかたに従っている。

中央稜へは暑寒別岳山荘からポンショカンベツ川をさかのぼることになる。雪解けの早い年は小屋前で沢を渡る事ができないために 佐上台へのショートカットルートを進み、途中から沢沿いに歩くと良い。特に注意すべき場所は無いが西尾根からの雪庇の破壊による と思われるデブリがところどころに見ることができるために、降雪後や雪庇の張り出しが大きい時は一応は注意した方が良いかもしれない。

目指す中央稜は本峰西側にあるこぶに向かって真直ぐ伸びている。増毛の市街地から望むと大きなスノーリッジのように思えるが、実際は ちょっとした雪の段差である。ちょうどポンショカンベツ川を夏に遡行した時に見ることができる左岸から何段かに落ちる滝の少し上流あたりだろうか。 取り付きから望む景色はさながら暑寒別岳内院と言ったところか。
登攀具を使うようなよころもなく急な雪稜を上りきり稜線にでれば本峰まではすぐである。
山スキーの好きな方は何度も暑寒別岳に足を運んでいることも多いと思いますが、夏道沿いではなく違ったルートから登るのも、いつもと 違った景色を堪能でき楽しいかもしれない。
なお、私が登ったのはGWだが厳冬期には増毛山岳会がトレースしている。GWには西尾根側からの デブリを見ることができたが、厳冬期にはどのような状態なのか興味があるところである。


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