
鹿追から菅野温泉や然別湖に抜ける道は過去に何度も通っているが、名前が付くような顕著なピークは見た記憶がなかった。 その名前すら聞いた事がない山だが私の所属する山岳会の人間が数年前に登ったことがあり、やぶやま好きとしては是非、足跡を残さねばと思い訪れてみた。 針葉樹の密生した尾根を歩くだけの登山は楽しいとは言えないが、文句を言いつつも一ヶ月の間に二度も訪れてしまった。
アプローチは三の沢川側の林道を利用するか、ニペソツシントシベツ川の右岸標高尾根を利用するかのどちらかになるが、後者は良い駐車スペースが 見つからなかったことと、降り止まない雪が30センチ以上も積もっているために除雪の邪魔にならないように退避スペースのある三の沢川の林道から
標高尾根に入ることにした。
この登山ではGarminとPDAでGPSをしようと思っていたが外気温が低いために電池が放電してしまったようでGarminは使えたがPDA,デジタルカメラはすぐに使えなく
なってしまった。
車からすぐに川沿いに行く林道と、ニペソツシントシベツ川に林道に分かれる。後者を進み適当なところで尾根に登る。
針葉樹が密生しているために歩きづらいが、所々、残っている作業道跡を繋いで登ると良い。
鹿の通った跡が縦横無尽に走っている。また、鹿に食べられたのであろう無残な裸の木が目に付く。
二度の登山とも吹雪きで視界が悪かったために想像になるが、この密生した針葉樹のために景色は期待できないだろう。地図上の797mの印まではっきりしない尾根を進むことになる。
797mから本格的な登りになる。上に行くに従い歩き易くはなるがピーク間近まで針葉樹が切れることがない。
ピークは晴れていればウペペサンケ、ニペソツの絶好の展望台であるらしい。山スキーの醍醐味は下りにあるのだが、針葉樹が密生した斜面ではスキーを
楽しむこともできず、シールを付けたまま937mまで下降。まさにやぶやまである。
然別周辺の1000mを少し越えた山は見る限り、急峻な尾根の上部まで針葉樹が密生している山が多いようである。
スキーでルートの選定に苦労するよりも春の硬雪の時につぼで登った方が楽かもしれない。
札幌から四時間くらいかけて、冬はあまり通りたくない日勝峠を越えて行くのは大変である。
たいして魅力があるとは思えない山々に一ヶ月の間に二度も行くのは物好きなのかもしれないが、札幌に戻ると
不思議とまた訪れたいと思ってしまう。この山域には自分では気が付かない何かしらの魅力があるのかもしれない。
タイトル画像は然別湖へ向かう道よりピシカチナイ山、然別山を遠望
本文画像は1000m付近の様子
*デジタルカメラの電池放電のために、この画像しか撮影できなく申し訳ありません。
ピシカチナイ山へは然別山から稜線を南下する。
1285で右手に岩峰を見、ピシカチナイ山への登りに入る。
最高点は地形図の三角点のあるピークよりも奥の岩峰だが登るのならザイルが必要になると思う。 下山は稜線を1285m付近まで戻り三の沢の右岸標高尾根を下る。
相変わらず針葉樹が多く、まともに滑ることができない。
地図上の890m,792m辺りから三の沢へ下る。作業道跡を見つけると少しは時間短縮になる。 川を渡り林道を進めば出発地点に到達する。
-----左の地形図画像について-----
*1.国土地理院発行1/25000:然別湖、ニペソツ
*2.山旅倶楽部の地図を使用しカシミール3D上でGPSのトラックデータを表示