増毛山道行番外編/浜益御殿の牛石と水準点を探してPart1

増毛山道は雄冬岳の東側の山腹を通り、浜益御殿を通り幌に下る。
浜益御殿の頂上直下には牛石と道内では一番標高の高いところに現存する点名が8642の一等水準点が明治40年に設置されている。
この他にも増毛山道沿いにはいくつかの水準点が設置されているが、今回は三角点マニアの中では有名なこの牛石と一等水準点を探しの 山旅である。

5月の中旬ともなると積雪量の多い増毛山塊であっても雪解けが進み、車は林道が533.3m/通称大阪山を越えて西に曲がる 部分まで入ることができた。
今日は午後から会議で11時までには車に戻らなければいけないために浜益御殿頂上まではノンストップで飛ばさなければ いけない。しかし、600m位までは雪がなさそうである。
歩き始めてすぐにスノーモービル進入禁止の垂れ幕を越えて林道を進み、最初に出合う沢から尾根を目指す。
前日、団体さんが入山したのであろうか、沢山の足跡がある。
幸いな事に沢から上は雪がありブッシュを漕ぐことなく尾根に乗ることができた。浜益御殿の頂上までは一本道、傾斜もなく飛ばせ飛ばせでどんどん進む。人気山域なせいかデポ旗が多い。中には設置した人間の名前まで書いてあるデポ旗もあり末期的である。
ここまで来るとゴミを山に残していると言う感覚なんて全くないんだろうなと思う。

本当なら写真を撮りながらのんびり歩きたいのだが、西群別、浜益岳、雄冬山をチラッと見ただけで先に進む。 仕事人の悲しいところか。
疎林帯は注意して見ると所々、山道跡が残っているところがある。

浜益岳を横に見るようになると、まもなく頂上である。
きっかり1時間10分で頂上に着き、下山の時間を考えても3時間弱は牛石と水準点探しができそうで一安心。
まずは朝食をとりながら休憩。天気はあまり良くはないが雄冬岳屏風岩暑寒別岳浜益岳が美しい。 まだまだ積雪は豊富だ。
特に久しぶりに見る屏風岩は増毛山塊C級ピーク愛好家である私の登行意欲をくすぐる。






牛石、水準点探しを始めるが、漫然とそれらは一番高いところにあるのだと思っていたので浜益御殿頂稜の北側のブッシュ帯を探すが あるのは多数のデポ旗とハイ松を切った跡と用を足したのに使っティシュペーパーだけであった。
地形図をきちんと見ると三角点マークは頂稜の南側にあり、そちらを探してみると潅木に多数のデポ旗とぼろぼろに なり字が読むことができない垂れ幕が巻かれていて、その下には石に囲まれたくぼんだ地面がある。
くぼんだ部分を少し掘ってみるが、木の根と土だけで何もない。落ちていた枝を刺してみると深さ20センチくらいの ところで硬いものにぶつかる。
素手で掘ったので木の根が邪魔でなかなか進まないが、やっと花崗岩でできた面取りがされた円柱状の石が現れる。 真ん中は出べその様に盛り上がっている。
これが一等水準点なのだが、その時はこれが牛石と思っていた。
無知とは恐ろしい。手帳に書き留めた点の記では牛石より北に5.1mのところに一等水準点があることになって いるが、そこは雪の下で探しようもなく、今回は諦めることにする。
6月に入ったら林道を利用し床丹川から遡行すれば短時間でここにこられるので、その時に探すことにして急ぎ下山する。
なお、一等水準点の位置は次の画像を参考にしてください。
( 撮影位置は頂稜の一番北の最高点から南側を写しています)

後記
帰ってきてからインターネットで調べてみると、この円柱状の石が一等水準点であることが解った。
と言うことは牛石はこの水準点から南に5.1mの位置に存在することになる。
それなら雪が融けてブッシュが出ていたので見つけることができたのにと残念である。
6月にもう一度、訪れて牛石を見つけないと。下調べの重要性を痛感。

2004年5月17日踏破
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