毛鐘尻山(916m/上幌内)

毛鐘尻山と聞いても、ほとんどの人はどこにあるのかすら解らない山である。
私の所属する山岳会のマイナーピーク、ルートのスペシャリストが二週間ほど前に登ったと聞いて訪れてみることにした。 まずは毛鐘尻山をWEBで検索しどこにあるかを調べることから始めなければならなかった。
毛鐘尻山は道北の下川町からダム建設か否かでホットなサンルを通り雄武に抜ける途中の上幌内の村から入る。
パンケオロピリカイ川沿いの林道に入り最初の橋(パンケ一号橋)を渡って、すぐに鎖が張ってあるので事前に森林組合から鍵を借りる 必要がある。入渓地点は少しわかり辛いが四号橋を過ぎて1kmくらい進むと、パンケオロピリカイ川の左岸に10m位の岩が見えてくる。 ここが毛鐘尻山へ向かう沢との二股である。なお、奥で工事をしているのか重機を積んだトレーラーが走っているので 駐車は注意したほうが良い。ちょうど、この岩が見える地点に一台分の待避所がある。

非常に風が強く木や笹の揺れる音で川の音が聞こえない。また、真っ黒い雨雲が流れていて雨が降るもの時間の問題のようだ。
今回は久しぶりの一人の沢登りのために、少し気弱になるが、重い腰を上げて歩き始める。
タイトル画像が毛鐘尻山への沢の二股で、最初から滑床である。時々、川原が現れるがほとんどが滑床だ。
言われたとおり、カウンナイのミニ版だ。
conta420mで二箇所で林道が沢を横切る。倒木越えが少なく歩きやすいせいか、予想した時間に予定した地点にどんぴしゃで着くのが 嬉しい。



所々、黄色や赤い滑床があり楽しみながら歩き、川原が多くなるとまもなくconta620mの二股になる。(右の画像)
左に入ると水流がいっきになくなり、まもなく両岸から笹が被ってくる。
二股から10分も歩いたであろうか、前方20m先に黒い大きな物体が.........熊だ。
強い風が川上から吹いているせいか、気が付かないようである。次の瞬間、彼も私に気が付き両者ご対面。
彼の素晴らしい走りっぷりを見ながら、なんで私の進むべき方向に逃げるかなぁと思う。
単独での沢登りは小さなミスや判断の遅れが取り返しの付かないことになるんだと都合の良い理由付けをして 素早く撤退決定。
逃げると決まったら下りは早い。15分で林道が川を渡る地点に戻り、車までは林道を歩く。
今日の歩いた時間は僅か一時間半、冷や汗を別とすれば汗一つかかなかった。


引き返し地点から上は歩いていなが、沢型が消えるまで笹が被っているのではと思う。 なお、ピークまでは背丈を越える藪を一時間漕ぐとの事。また、三角点は白樺の木の根元にあり、この周りだけ 刈り分けされているとのことである。
また来るかと問われれば正直、答えに詰まってしまうがルートの良いとこだけつまんで終わりというもの 酷すぎるので、来年、再訪しよう。
この一帯は標高こそ低いが名前の付いていない面白い形の山が多い。 札幌からは遠いが面白い登山ができるかもしれない。
が、今度来るときはパーティーで!
*下りに使った林道の土場跡より稜線方向を見る。






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